ピアスのこと
最初にピアスホールをあけたのは
17歳になったばかりの頃なので、
ピアスとはもう四半世紀のおつきあいです。
大人しいタイプに見られがちなので
意外だと言われることも結構あるのですが、
左に3つ、右に2つあけています。
若い頃はそれこそ毎月いくつか必ず買っていたし、
周りの方もプレゼントしてくださることが多くて
今でもかなりの量が手元に残っています。
シンプルなものがほとんどですが、
何しろ数が多いので
「このフックの部分、
意外にかさばるし見た目も可愛くないし
しまう時邪魔なんだよね。
メインじゃないんだから、
1個あれば充分なのに」
と、よく思っていました。
十数年前、当時住んでいた家の徒歩圏内で
偶然オーダーもできる
アクセサリー作家さんのお店を見つけて
よく遊びに行っていたのですが、
そこで
「チャームを付け替えられるピアス」
を提案していただいて、
それからピアスとの付き合い方が
だいぶ変わりました。
そのお店のオーナーさんは
「付け替え式ならフックの地金の分
チャームの価格を下げられる」
「同じようなパーツにお金をかけるより
その分質のいい石を手にしてほしい」
という考え方で、
「わたしが考えていたことを
実現してくれた人がいた!!」
と、ほんとうに嬉しかったのです。
わたしはずっと個人的に
大きなフックやフープタイプのピアスが
あまり好きではなくて、
オーナーさんが提案してくださった
ごく小さめの細い10Kと
シルバーのフック2点を基準に
「似合いそうな質のいい石を仕入れたよ」
とお知らせが来たときに
チャームを買うようになりました。
同じ頃、デパートでも10Kの使い回せるフックと
付替えチャームを扱っているお店が出ていて
しばらくは飽きなかったです。
10年近くそんな感じだったのですが、
その間何度かフック式のピアスを落とすことがあって。
フックにキャッチをつけるのも
なんだかな、と
(見映え的にも手間的にも、つけ心地的にも)
チャームより気に入るフックを
探すようになりました。
意外に見つからなくて、
ピアス自体の使用頻度も減っていたのですが…
ここにきて、やっと出逢うことができたんですよ!
18Kの線を螺旋状にしたような形のピアス。
単体でつけても綺麗なデザイン性があって、
チャームを通した後
ピアスホールにくるくるっと通すだけ!
キャッチ要らずで引っ張っても
首を振っても取れないし
耳たぶに沿うような大きさなので
わたしの苦手な
フープや大きいフックのあの感じがないんです!
14kgfと相性があまり良くないわたしにとって
その作家さんが
18Kか10Kメインでつくる方針なのも
ほんとうに有り難くて。
多分これは、おばあちゃんになっても
使っているんだろうな、と思います。
こういう出逢いがあるたびに、
すごいなぁ、幸せだなぁと感じます。
ピアス熱、おかげで少し戻ってきそうです。
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