喘息マークとヘルプマークのこと
喘息マークとヘルプマークを付け始めて
1年ぐらい経ったので、
今日はそのことについて思いつくままに書きます。
昨年から利用している「喘息マーク」ですが、
今年は種類が増えてますます便利になりました。
ハンドメイド作家さんたちには、
ほんとうに頭が下がります。
マスクチャームや
マスクに押すスタンプ式、
マスクに貼れるシールタイプなども出ていますね。
わたしは顔を見られるのが好きではないので
買うには勇気が要りますが、
バッグを持ち歩かない時にも
わかりやすくて良いですよね。
買うかどうかは
これからの外出度合いにもよりますが、
手持ちのものより使いやすそうなものもあるので
色々見て回っています。
「花粉症」「喘息」だけでなく、
「アレルギー」の表記があるものも出ていて、
個人的にはいいな、と思います。
わたしは若い頃からあちこちの病院で
「アレルギー体質だね」
「アレルギーを起こしているね」
と指摘されるのですが、
毎回検査では何も引っかからなくて。
はっきり診断がついたのは
気管支喘息だけなんです。
誰が見ても明らかなぐらい
喘息の症状ははっきりしているのですが、
それ以外でも
咳やくしゃみを連発することなどがあって
(花粉症シーズンとか、
何かアレルゲンになるものを
つけている人が近くに来た時とか)
「喘息だけじゃなくて、
もっと無難な表示はないかなぁ」
と思っていたんですよね。
単価が安いからか
2個セットなどで売っている方もいらっしゃるので、
「喘息」「アレルギー」で
組み合わせられるのは助かります。
実際の使用感ですが、
そこそこ皆さん見てくださるようです。
わたしは少し大きめの
缶バッジかキーホルダータイプのものをバッグに付けていますが
気付く方は結構いらっしゃるんだなと感じましました。
最初の頃は、無断で写真を撮られたことも。
「喘息」の漢字が読めないみたいで、
「あれなんて書いてあるの?」
というやり取りもたまに聞こえてきたので
平仮名表記のものが増えるといいなと
個人的には思います。
昨年下半期以降は
数えるほどしか外出していないので
人に反応されることもないのですが、
昨年の春頃
リハビリ通院していた際は
珍しさと非常事態宣言の影響で
いろいろな反応が見られました。
いちばん激しかったのは、
電車の向かい側の席に座ろうとした女性が
喘息マークを見た瞬間
ものすごい目で睨みつけてきて、
めっちゃ早足で隣の車両に移ったぐらいでしょうか。
小学生ぐらいのお子さんだと
喘息マークより
ヘルプマークに興味津々なことが多くて、
フレンドリーに
「これ何? 何で付けてるの?」
と話しかけられることもあれば
「病気の人か何かなんでしょ?
近くに座るの嫌だ!
何で電車に乗ってくるんだよ!」
とずっと大声で言われ続けたりとか
(お母さんらしき人が大変そうでした)。
でも、逆に言えばその程度です。
たまにこちらを見ながら
「あのマークってさー」と話す方がいるぐらいで、
ヘルプマークも喘息マークも
そもそも気づかないか
「見てはいるけれどスルー」か
「さりげなく対応」な方がほとんどです。
わたしは杖をついているので
ごくたまに席を譲ってくださる方がいるぐらい。
こういう何らかのマークをつけていると
心ない人に絡まれる事例もあるようですし、
「周りに気を遣わせるのは申し訳ないな」
という気持ちがあったのですが、
実際はそこまで気を遣われるわけではないし、
「咳が出るかもしれない人には近くにいてほしくない」
「病気や怪我をしている人の傍にはいたくない」
という方には離れていただくことができるし、
結果的に
「多少咳が出ても、喘息なら仕方ないよね」
「体が不自由なんだね」
とある程度許容してくださる方が
周りに残る確率が増えて、
今のところわたしは
お互いにとってメリットの方が大きいなと感じます。
わたしの持病や身体が不自由な部分は
努力や気遣いで完全に治せるわけではないですし、
それに対して相手がどう思うのかも
相手の自由だから。
それぞれの許容範囲内で
居心地良くいられるためのツールだと思っています。
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