緑内障のこと
同じ病気の方の参考になるようなことは
書けませんが、
せっかくなったので(?)
書いてみます。
わたしはあまり
「次回に続く」はしない方ですが、
これはさすがに何回かに分けます。
敢えて書かなくても大丈夫かとは思いますが、
わたしは医師でも薬剤師でもないので
具体的にどんな病気なのか
どんな薬なのかは
自己責任でお調べいただきますよう
お願いいたします。
「緑内障」
ざっくり言うと
わたしの場合は
いつの間にやら罹っていて、
ほっとくと失明する可能性が高いけれど
健康な状態に治す手立てもない
という感じです。
「わたしの場合は」というのは
緑内障にも種類があるので、
上記に当てはまらない方も
いらっしゃるからです。
わたしの場合は、
原因がよくわからないけれど
なぜか視神経がしんでいく、というタイプ。
原因がわからないと
気をつけようもないので、
点眼薬で眼圧をできるだけ下げて
視神経の負担になる要素を減らし
進行を遅らせる
という対処をしています。
肉体的な自覚症状は
「なんか視野が狭くなったな」ぐらいです。
感覚的には、
わたしも母も「察知する力」は強い方なので、
わたしが子どもの頃から
「自分は(この子は)目をやられるかも」
と根拠なく知っていた感じ。
未来を予知できれば
何でも避けられるわけではないんですよね。
緑内障が見つかったきっかけは
事故に遭ったから。
外傷性くも膜下出血を起こしたり
頸椎をやられて脊髄が圧迫されたり
いろいろしているので、
その影響のせいか視力が不安定になったり
眼の奥から頭にかけて
激痛が頻発していたんですね。
事故の時に眼の近くもぶつけた跡があったので
入院中に念の為眼科も受診して
視神経がしんでいるのを見つけていただきました。
事故のせいで起こったのか
もともと緑内障に罹っていたのかは
グレーゾーンだと言われましたが、
とにかく両目とも1/4ぐらい
視野が欠けてしまっている状態でした。
普通ならもっと進行して
かなり大幅に視野が欠けてから
病院に行く方が多いようなんですが、
わたしは「なんか視野が狭くなったな」
程度のうちに発見できたので、
日常生活には問題ありません。
「1/4も欠けているの?」
と思ったのですが、
両目それぞれで視野を補い合っているので
自覚的には「欠けていない」ように見えています。
「原因不明で治せない病気です。
ほっとくと失明しちゃうかもしれないけれど
早く見つかって良かったね。
薬で進行を遅らせて
寿命が来るまで保たせられれば
『失明』にはならないから」
と言われた時は(実際よりざっくり書いています)、
「あーもう、またかー。
オッケー了解」
という気持ちでした。
感情的には「今度は何?」ぐらいしか出てこないし
「原因不明」「治せない」
「失明するまで猶予がある」
ならば、
「じゃあどんな手が打てる?
今のうちに何しとく?」
と反射的にスイッチが入ったからです。
できることが限られているので
迷わなくていいですしね。
退院後しばらくは
事故の後遺症での激痛なのか
緑内障の急性発作なのか
どちらなんだろうと思うことがあり、
夜中や休診日に痛みが始まった時は
ドキドキしました。
自分は基本的に
発作は出ないタイプだとわかっていても、
緑内障の急性症状なら
失明する可能性があるからです。
今はもう慣れてきて、
激痛が起こる頻度自体も減ったので
「様子見てヤバそうだったら対処しよう」
しか思わなくなりました。
治療については
定期的に通院して検査と診察を受け
点眼薬を処方していただくだけです。
通院間隔は
最初は月1回でしたが、
状態が安定していたので
2ヶ月に1回、3ヶ月に1回・・・と
間隔が広くなりました。
コロナ対策も含めて、ということで。
つい先日、治療開始後1年経って
「ご時世柄も考えて
5ヶ月分ぐらいまとめて薬出しますね〜。
何かあった時はすぐ来てください」
と言われたところです。
検査は、毎回必須なのは
眼圧検査。
打たれるたびにビクッとしてしまうので
恥ずかしくて苦手です。
わたしは視力検査も毎回していますが、
緑内障だけなら本来はしないのかも。
後遺症で視力が不安定だから
チェックしてくださっているだけかもしれません。
診察は眼の中をライトで照らすアレだけで、
近況報告と軽い雑談で終わりです。
視神経の写真撮影は
1年に1回。
視神経の様子がほとんど変わっていなかったせいか、
視野検査は今のところ初回だけです。
日常的に気をつけることは、
1日1回、必ず点眼薬を使うことと
一般的に目に負担がかかりそうなことは
やめておくぐらいです。
わたしは
薬の制限がないタイプなので
目薬をする以外は
特に何も気にせず過ごしていますが、
緑内障のタイプによっては
禁忌になる薬があったりしますので、
全員が同じわけではありません。
「治らない」「失明の可能性がある」
というと
怖い病気みたいですが
罹っている本人はこんなもんです。
※個人差があります。
アラフォーなので
「寿命が来るまで視神経を生き延びさせる」
というのは
正直長く感じますが、
それまで綺麗なものを
たくさん見ておこうと思っています。
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