ただ、一緒に泣いてあげるだけでいい

「幸せになるために、

自分を癒してあげたい」

と思うこと自体は、

自分への愛情なのだと思います。

ただ、それが

「幸せになるために、早く癒されなければ」

と、自分に鞭打つようになってしまっては、

余計につらくなってしまいますね。

本当につらい状態が続いて

感情を抑えることに慣れすぎてしまうと、

自分が「つらい」「悲しい」と感じることさえ

赦してあげられなくなってしまいます。

今まで、誰かを幸せするために、

自分も幸せになれると信じて

がんばってきた結果

そんな風に感情を閉じこめるまでになってしまったのに、

「そんなことでは癒されて幸せになれない」

と急かしてしまうのは、

まるで責め立てているようで

過去の自分がかわいそう。

癒そうとしなくても、いいから。

急ごうとしなくても、

ちゃんと幸せになれるから。

ただ寄り添って、

一緒に泣いてあげることが

何よりたいせつな時が、きっとあります。