請求業務

交通事故の後処理も終盤、
弁護士さんを通じて
賠償金請求に入っています。



わたしは本当にこの「請求」が苦手で、
フリーランスだった頃も
請求書の発行業務がつらかったです。

書類仕事自体は好きなので、
会社勤めをしていての
請求業務は「書類をさばく仕事」という認識で
ガンガンやっていたのですが。



今回も、気が重いです。

体は不自由になったし
後遺症が悪化してしまって
今は働けないので自分の生活も楽ではないのですが、

今回の事故での総請求額が
一千万円弱と聞くと
わたしの方が罪悪感で震えます。

※ほとんどが治療費なので、
わたしに直接入るお金ではありません。

※相手方は任意保険に加入しているので、
お相手が個人的に支払うわけではありません。



でも、事故に関わるものを
いつまでも手元に置いておいても
しかたないですしね。



久しぶりに、
事故当時に着ていた服を一式広げて
詳細な写真を撮りました。

いまだに何かの破片がパラパラ落ちてきたり、
大量の血液を含んで
別の素材のような質感になった服たちに触れて
破れたところをカシャカシャ撮っているのは
不思議な感じですけれど、

まぁ普通に生きていて
そんなに簡単に遭遇できる経験ではないよな、と思います。


それにしても、
気に入っていた服ばかりだったんだよなぁ。

出掛けになぜか、
「これが最後に着る服になるかもしれないんだから
気に入ったものを着よう」
って思ったのでした。


わたしは事故の際、
車にぶつかった瞬間の記憶は残っていなくて、

どれだけ当時の服がボロボロで血液べったりでも
「今はまったく血は出てないし。
自分の血液なんか見慣れているし」
で済みますが、

保険会社の方はこういう写真を日々受け取るわけですよね。

頭が下がります。


…なんてツラツラ考えているうちに、
何だかんだ写真を撮り終わって
一山越えました。



今回の事故に関する一連のことは
わたしにとって
「受け取る練習」の一環らしいのですが、
ずいぶんとスパルタですよね。

その成果や、いかに。