書くことの効果

「溜まってしまった感情を出す為に、
ノートに書き出して」

と、かつてのわたしも散々アドバイスされたのですが、
今日はそれについて書いてみようと思います。



結論から先に書くと、

「合う人にはすごく合う。
やってみる価値はあり。
ただ、ある程度気長に見ておく方がいいかも」

という感じです。



というのも、
わたし自身はあまり合わなかったから
(効果ゼロと言っているわけではありません)。


わたしはどちらかというと
身体を動かして感情を発散するタイプなので
思いっきり身体を動かすか
お腹から声を出すか
気が済むまで楽器を演奏するのが合っています。

あとは、
全力で大量の仕事をするとか。


大人になってから
「感情を発散する為に紙に書き出して」
とアドバイスを受けて
実際に紙に書こうとすると、

最初のうちは何も言葉が出てこなくて、
ひたすら紙を塗りつぶしたり
グルグル線を書くぐらいしかできませんでした。


しばらく続けて
単語で書けるようになってきたのですが、
感情を出し切るのは難しかったです。

結局、
どこかしら
「相手にも事情があったんだろうから・・・」
「仕方がなかったよね・・・」
という方に行きやすくなってしまって、

わたしが「紙に書くことでスッキリする」
を実感するまでは結構時間がかかりました。



「感情を出してスッキリする」目的なら
身体を動かす方が楽で早いので、
自分に対してはそちらを採用しています。


とはいえ、
書くことはセルフカウンセリングや
ブレインストーミングに使えるので
有効な手段だと思っています。



わたしの周りは
「紙に書いて感情を発散するタイプ」の方が
比較的多いようなのですが、

最初のうちは、やっぱり
「いざ書こうとすると何も浮かばない」
という方も少なくありません。


そこであきらめずに毎日続けると
ある日突然、一気にプロセスが進む時がくるようです。


「その時」がくるまでの期間は
人それぞれのようです。

わたしのクライアントさんは
カウンセリングと並行して
早い方で1ヶ月足らずで変化を実感したそうですし、

もちろん数ヶ月かかるクライアントさんも
いらっしゃいました。


クライアントさんではないですが、
「1〜2年引き篭もってひたすら書き続けた」
と話していた方もいらっしゃいます。



「これじゃなきゃいけない」
なんてことはありませんが、

やった人にしかわからない領域があるようなので
気になるならやってみる価値があると思います。