「あなたがいい」と言われなくなる世界
※他の場所で書いた記事と同内容です
社会復帰してから早くも3ヶ月以上経ちます。
今年の夏いっぱいまで
ほとんど寝たきりだったので
いまだに家からほとんど出ていないけれど、
いわゆる「フルタイム」で
人をサポートする仕事をしています。
何度職種を変えても、
どんな形態になっても、
結局わたしがやっていることは
「困っている人や悩んでいる人の話を聴いて
状況を整理して方向づけをして、
そちらに向かえるようにサポートする」
「本質に気づけるようにサポートする」
「何かを教える、伝える」
「問題の解消、
不要なものを終わらせて、新しいものをつくる、育てる」
ばかりで、
今もそんな感じのことをしています。
社会復帰してから今日まで、
何回もお客様に
「次もあなたがいい。
親切で丁寧だから」
と言っていただいて、
それはとても嬉しいし、ありがたいことだと思っています。
褒められるためにやっているわけじゃないけれど、
そう言っていただけると励みになるし、
後遺症であちこちガタガタな身体の痛みも
和らいで感じるぐらい。
でも、
「あぁ、こんな言葉を言わなくて済むなら
その方がいいのにな」
と思うこともあります。
本当にわたしとのやりとりを
気に入ってくださっての言葉なら、嬉しい。
でも、中には、
「他の人だと、こんな風に自分を理解して
親身にサポートしてくれないかもしれない」
という不安があっておっしゃる方も
いらっしゃるんですよね。
もともと困っている上に、
そんな不安まで感じてしまうということに
とても胸が痛みます。
困っていることを
そのまま肩代わりしたり
何でも解決できるわけではないけれど、
せめて、
「こんな話をしたり、
こんな状況の自分を知られたら
どう思われるだろう、どんな反応をされるだろう」
なんて不安に思わなくて済む、
安心感がいつも傍にある世界だったらいいのに。
そう思わずには、いられません。
…ここまで書いてみて、
「世界」って言葉、難しいなと思います。
世間とか他人がどうこうとか、
そういう意味じゃなくて、
ひとりひとりが生きている世界というか。
そういう感じのことを思っています。
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