悲しいな、と感じられるとき
「過去の怒りや悲しみを解放するといいですよ」
というような言葉を
見聞きすることがあるかもしれません。
わたしもいろいろなところで言われた言葉ですし、
クライアントさんへもお伝えしたことがあります。
一般的には
「怒っちゃダメ」と言われる経験も多いし、
感情を押し込めすぎて苦しい生き方をする人は
もともと「怒る」の、苦手じゃないかと思います。
だから、
「感情を解放してね」って言われても
「怒り」は「なかったこと」になっていたり、
「怒り」に触れるのを敬遠して
なかなか難しいこともありますよね。
「怒り」を感じることにはメリットもあります。
その大きなパワーでいろいろなことを頑張れたり
どうにか心身が折れずにいられる、
というのが代表格でしょうか。
あとは、
悲しみとか無力感とか、喪失感とか罪悪感とか。
そういうものを感じにくくするのにも
一役買ってくれることがありますね。
最初は怒りと向き合えなくて
ものすごく葛藤して
次に
怒って 憎んで 恨んで
嵐のような時間を過ごして
そのうち
「悲しかったんだ」
と感じられることが出てきたら
また一歩 自分の奥深くに
触れられたということなのかもしれません。
「いつまでも立ち直れない」
とか、
そんなことはないんだよ。
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