適材適所
昔よりはハードルは低くなったと思いますが、
やっぱりセッションを申し込むって
勇気がいると思います。
逆に、
「聴いてくれそうなところに
とりあえず質問や依頼をしてしまって
余計に迷子になる」
ということも、
ないわけではないようです。
最近は
「どうしてうちに申し込んだの?」
というケースはほとんどなくなったのですが、
悩んでいる方の
貴重なお時間とお金をたいせつにするためにも
「こういうことは、
うちでは扱っていません」
ということを
いくつかお知らせしておきます。
【1】何らかの知識や技術などを教えることはしていません。
「わたしもリーディングができるようになりたいんです」
「あの団体がやっているメソッドって
どういうものなんですか?」
「あなたのセッションのやり方を
自分もやりたいので教えてください」
と言われることが
昔は多々あったのですが、
わたしはそういう意味での
「教える」ことは、していません。
わたしの場合は
リーディングなどは生まれつきできていたものですし、
誰でもある程度できるものだと思っています。
なので、わたしに方法をお尋ねになるよりは
最初からそういうメソッドをわかりやすく
教えてくださる方のところに
ご相談いただく方がご要望に沿うと思います。
特定のどこかに所属もしていませんし、
セッションのやり方も、
ほとんどその場のそのお客様と
共同で作り上げるものなので
体系化して教えることはできません。
わたしがどこかから習って
使っているものがあるのであれば
もちろん、その提供元はご紹介しますが、
あくまでもわたしが教えるのではなく、
そのメソッドを提供している団体や
認定講師に直接お問い合わせいただくように
お願いしています。
【2】ビジネスコンサルはできません。
今は起業に役立つ情報やツールがたくさんあります。
教えてくださる方も、たくさんいらっしゃいますね。
そういう専門の方に教わるのが、
いちばんだと思います。
今はそういう方は
いらっしゃいませんが、
「教えてくれそうな同業者から
できる限りコピーすれば
簡単に稼げるのでは」
と思ってしまう方も
過去にはたくさんお越しになりました。
わたしはむしろ
「何でもかんでもタダで(安く)やり過ぎ!」
と、各方面から散々言われてきたタイプなので
むしろ当時のわたしのやり方を真似したら
ハイパーブラックな職場環境一直線です(笑)
当時はできる限り
利用しているサービスの情報などは
提供していましたが、
本気でその仕事をやっていこうと思っているのに
たまたま見かけた低額カウンセリングの枠に申し込んで
初めて話すような相手のやり方を聞いて
丸ごとパクればいいと思うものなのでしょうか?
それぞれのご事情もあるかと思いますので、
当時そのような相談をされた方すべてを
否定するつもりはありません。
ただ、個人的に、
そういうやり方を人に勧めたいとは思えませんので、
今後は上記のようなご相談自体
伺うのを遠慮させていただきたいと思います。
「うちではこういう事はできません」
とはっきり事前にお伝えするのは、
昔はかなり抵抗がありました。
「とにかく困っているなら、
できる限り力になりたい」
と思いすぎていたんですね。
また、たとえば
「わたしは詳しくないので、
そういうサービスを提供している方に
直接ご相談ください」
とお願いしても
「あなたに訊いているのに!
自分以外の人には売れてほしくないから
教えてくれないんでしょう!」
「相談を受けるのが仕事でしょう? 冷たい!」
と反応する方もそれなりの数いらっしゃり、
お叱りを受けるたびに自己嫌悪に陥る部分がありました。
わたし自身が子どもの頃から
家庭に恵まれていなかったこともあり
「助けてほしいのに、誰にも助けてもらえない」
と感じる経験を多く積んできたので、
そういう思いを人にさせたくないという気持ちも強かったです。
でも、お互いのために
明確にしておく方が良い部分もあると
自分なりによくわかりましたので、
書かせていただきました。
わたしがお力になれなくても、
その分、ご本人にとって最善の出会いが
あると思っています。
お互いに無理をして
よりよいご縁への回り道になってしまうより
「わたしがお引き受けできるのはこの範囲です」
と事前にお伝えすることが誠意だと思うので、
明記させていただきました。
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